在学生の活動を紹介します

ワークショップ「ポリ袋でつくる・考える」

2023年8月5日、6日の両日に山梨県甲州市の勝沼ぶどうの丘イベントホールにおいて、山梨県・山梨市・笛吹市・甲州市主催の「峡東地域世界農業遺産フェスティバル2023」が開催され、美術教育系で美術科教育を担当されている栗田真司教授がファシリテーを務めるワークショップ「ポリ袋でつくる・考える」が開催されました。

このワークショップは、両日とも10:00から17:00までいつ参加してもかまわない随時型のオープン・スタジオ・ワークショップとして開催されました。農業や身近な生活にとって欠かすことのできない資材となっているにもかかわらず、ビニール袋と間違った名称で呼ばれているポリ袋について、つくることを通して考えるためのワークショップです。

美術教育系1年の笠井穂南さんも支援者として参加しました。笠井さんは「初めて実際の子どもの活動に関わりましたが、楽しかったです。それと同時に、これから身につけていかなければならい基本的な方法についてたくさん気づくことができました。」と感想を述べています。なお、8月19日付の山梨日日新聞に写真入りで紹介されました。

井坂研究室展

井坂研究室では2019年は11月・12月に学内外で作品を展示しました。

「手でみる彫刻展」(山梨大学 彫刻研究室・山梨県立大学・県立施設・盲学校連携事業)

彫刻研究室では山梨大学と山梨県立大、山梨県立図書館の連携展覧会として、小さなお子さんから視覚に障がいのある方も直接手で彫刻に触れて楽しんでもらう企画を2013・14・19・21年に開催し、2015・17・18年は山梨県立美術館で共催開催しました。2017年からは山梨県立盲学校の協力で展示や鑑賞会を開催しています。

地域と関わるプロジェクト

井坂研究室(絵画)を中心に有志の学生が参加して、行政や一般市民との協働による「アートプロジェクト」を行っています。近年では甲府駅北口再開発の時期や、山梨市の古民家のリノベーションに参加し、幾つものプロジェクトを試みました。

在学生の声

W.Mさん(学部3年)

美術教育系では様々な分野の美術を経験できるほかに、「美術科」「図画工作科」がどのような役割を担うのか自分なりに見出したり、子どもと美術教育の関わり方を考えたりと教育という観点で美術をみつめることができます。

コース専門科目では実際に制作をすることもあります。もちろん作品と向き合ってつくることも大切ですが、つくること、描くことを通してどうして楽しいと感じたのかを見出していくことが子どもと美術教育を考えていく上で重要になるのではないかと思います。

現在は少しずつ対面の授業ができるようになってきています。画材などは大学のものも使うことができます。近くに画材屋さんもあるので授業の空き時間に訪れてお店の方のあたたかさに癒されながら美術に触れています。

K.Yさん(学部3年)

美術教育系では、通常の授業の他にも様々な体験学習を通して、教育に携わる上で必要になる資質・能力を培うことができます。コース専門科目では、美術における様々な分野について学びます。

また、大学側からのサポートも手厚く、教育採用試験対策の講座や、インターン、ボランティア活動など様々な機会があり、今はそれらを利用して自分の進路を考えています。

自主制作活動についても快適に行えるような環境が整備されており、自らの表現・作品と十分に向き合うことができるのも大きな魅力です。私も授業時間の合間や休日を使って、日々自主制作に励んでいます。去年は、制作した作品を卒業制作展に展示させてもらい、とても貴重な体験になったと思うので、今年も卒業制作展を一つの目標として制作を行っています。